2014年07月21日

ペストとは?

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3)超入門・基礎医学、薬学の試験問題 (S265) 
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問題1.次の文章は何について説明しているか?

14世紀に中央アジアからヨーロッパ全域を席巻した大流行は
歴史的にも知られ、当時のヨーロッパ全人口の4分の1にあた
る2500万人の死者が出たほどの大災害をもたらし、黒死病と
して恐れられた。
日本でも1898年(明治31)から1926年(昭和1)の間に2909人
の患者発生がみられた。

元来ネズミなど齧歯(げっし)類の流行病であり、これがノミ、
ナンキンムシ、シラミなどの昆虫の媒介によってヒトに感染する。
リンパ節腫(せつしゅ)、敗血症および肺炎などの病像を呈する。

(1) 疱瘡(ほうそう)   (2)ペスト







」」」」」」」」」」
   正解
」」」」」」」」」」

(2)ペスト


【参考】

(1) 疱瘡(ほうそう)

天然痘の俗称。
種痘が普及するまで、疱瘡はもっとも恐ろしい厄病とされていた。







問題2.次の説明文は何を説明しているか?

ボツリヌス菌に汚染された食品中で菌が増殖し、同時に産生された毒素を
経口摂取することによっておこる食中毒をいう。

発生はまれであるが、致命率の高い細菌性食中毒である。
生体内で増殖することはほとんどなく、汚染されたソーセージや缶詰、
または塩漬け食品中で増殖する。


(1)poliomyelitis     (2)botulism




    



」」」」」」」」」」
   正解
」」」」」」」」」」

(2)botulism (ボツリヌス菌食中毒)

治療

まず過敏症のないことを確かめてから、速やかに抗毒素血清療法を行う。
対症療法としては、部屋を暗くして刺激を避け、鎮静剤、抗菌剤、解毒剤、
強心剤、呼吸促進剤などを用いるほか、胃洗浄などを行うこともある。
呼吸困難に対しては必要に応じて気管切開を行う。

●乳児ボツリヌス症

乳児ボツリヌス症は、1976年にアメリカで発見された病型で、生後3週間から
8か月までの乳児がかかる。

経口摂取されたA、B型菌芽胞(胞子)が腸管内で発芽増殖して産生された毒素
によっておこる。蜂蜜(はちみつ)が芽胞のおもな媒介食品で、頑固な便秘、
吸入力の低下、弱い泣き声、運動麻痺症状が現れる。致命率は3%以下である。
日本でも1986年(昭和61)以来、数例みつかっている。




【参考】

(1)poliomyelitis (ポリオ)

ポリオウイルスによる急性伝染病で、脊髄神経の灰白質が侵され、夏かぜのよう
な症状が現れたのち、急に足や腕が麻痺して動かなくなる疾患をいう。

急性灰白髄炎、脊髄性小児麻痺、ハイネ‐メジン病Heine-Medinともよばれていたが
ワクチンの普及以来、単にポリオと略称されることが多くなった。







問題3.次の説明文は何を説明しているか?

ウイルスの感染によっておこる急性発疹性感染症で、感染症予防・医療法
(感染症法)では5類感染症・全数把握疾患に分類されている。
俗に「はしか」とよばれるが、三日ばしかは別の疾患(風疹)である。


(1)measles  (2)malaria





」」」」」」」」」」
   正解
」」」」」」」」」」

(1)measles (麻疹) 

麻疹はほとんどの人が一度はかかる重症の伝染病として古くから知られ、
昔は「命定め」とよばれて恐れられたが、1978年(昭和53)10月に定期予防接種の
対象疾患となり、患者の発生が著しく減少した。

しかし近年、麻疹患者数はふたたび増加傾向にある。2007年には10〜20代を
中心に全国的な流行が発生、多くの大学や高校が麻疹の流行で休校となった。

2008年1月から、麻疹の発生動向調査方法が、従来の定点把握から全数把握に変
更され、また定期予防接種の対象も拡大されるなど、麻疹排除へ向けた取組みが強化されている。




【参考】

(2)malaria (マラリア)

代表的な熱帯病の一種で、ハマダラカの刺咬(しこう)によって媒介される
三日熱マラリア原虫、四日熱マラリア原虫、熱帯熱マラリア原虫および卵型
マラリア原虫の、単独または混合感染によっておこる原虫感染症をいう。


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2014年05月11日

肝障害の原因としてウイルス性のほかに何があるか?

問題1.次の問いに答えよ

肝障害の原因としてウイルス性のほかに何があるか?

最低、2つ答えよ。








=================
   正解
=================

肝障害の原因

・ウイルス性
・自己免疫性
・薬剤性
・アルコール性








問題2.次の文章は正しいか?

A型急性肝炎やB型急性肝炎では安静を保ち、合併症に注意する以外に薬物療法を行うことはあまりない。

これに対してC型急性肝炎では慢性化防止のため治療する必要がある。

(A)正しい  (B)間違い








=================
   正解
=================

(A)正しい







問題3.次の文章は正しいか?

B型慢性肝炎の治療に用いられるインターフェロンα及びインターフェロンβは「抗ウイルス薬」の効果を期待されている。

(A)正しい  (B)間違い









=================
   正解
=================

(A)正しい 





問題4.次の文章は正しいか?

インターフェロンの重篤な副作用としてはうつ病、自殺企図などがある。

(A)正しい  (B)間違い







=================
   正解
=================

(A)正しい 


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2014年05月10日

抗毒素療法とは?

問題1.「抗毒素療法」について

次の文章のかっこをうめよ

抗毒素療法とは破傷風やジフテリアなど外毒素を産生する細菌性疾患および毒ヘビ咬傷(こうしょう)の治療法で、それぞれの毒素を動物に注射して得られる抗毒素(タンパク毒素を中和する抗体)を含む血清を用いるところから(  A  )ともよばれてきた。


(1)ワクチン療法 (2)血清療法






」」」」」」」」」」」」
   答え
」」」」」」」」」」」」

(2)血清療法


【解説】

抗毒素療法は1890年、ベーリングと北里柴三郎が破傷風の治療に成功したのが最初である。

これは、破傷風の毒素をホルマリンで無毒化し、ワクチンとしてウマに注射し免疫を与えたのち、生(なま)の毒素を注射して免疫を高めたウマから採血し、その抗毒素血清(抗毒素製剤)を用いたものである。

ウマを免疫してつくった抗毒素は、どんなに精製しても異種タンパク質であることに変わりなく、人によってはアナフィラキシー様ショックをおこしたり、血清病などがおこる危険は避けられない。

しかし近年では、免疫された人の血漿からつくった乾燥抗破傷風ヒト免疫グロブリンがあり、これには前述のような副作用がほとんどみられない。


抗毒素療法は、毒素を中和して中毒症状を抑えることにより治療目的を達するもので、前述の疾患には不可欠な療法であるが、化学療法も併用し、病状の重さ、発病後の経過時間、合併症などによっては対症療法も必要となる。

これにより近年は致命率が改善されてきたが、やはり、ジフテリアや破傷風は簡単で有効な予防注射があるので、まず予防を心がけるべきものである。







問題2.次の説明文は何を説明しているか?

伝達麻酔ともいわれるもので、神経幹に局所麻酔薬を注射することによって、その神経の支配領域の麻酔を得る方法である。

この方法は、手術時の麻酔ばかりでなく、ペインクリニックにおける痛みの治療にも広く用いられる。

注射する部位は、全身の末梢神経幹、神経叢(そう)、および神経節など、安全に針が届くところならどこでもよいとされている。


(1)神経ブロック      (2)冬眠療法       



」」」」」」」」」」」」
   答え
」」」」」」」」」」」」

(1)神経ブロック


【補助解説】

冬眠療法とは低体温法とも呼ばれる。

人体を冷却し体温を下げることにより,組織の代謝・酸素消費を低下させること。

手術に際し血液循環を遮断しなければならない心臓外科や脳外科でおもに用いられる。



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2014年05月08日

「禁忌(きんき)」って何?

問題1.「禁忌(きんき)」について

次の文章は正しいか?

医学および薬学でいう禁忌とは、適応させてはいけないという意味であり、反適応とか禁忌症ともよばれる。


(1)正しい (2)間違い






」」」」」」」」」」」」
   答え
」」」」」」」」」」」」

(1)正しい 

【解説】

医薬品の適応上、症状を悪化させるとか、重篤な副作用が現れる場合に用いられる。

たとえば、アトロピンなどの副交感神経遮断作用を利用した鎮けい剤は、緑内障や前立腺(せん)肥大による排尿障害のある患者には禁忌であり、アスピリンはアスピリン・サリチル酸製剤過敏症の既往歴をもつ者、消化性潰瘍(かいよう)やアスピリン喘息(ぜんそく)の患者には禁忌といった例がある。





問題2.次の文章のかっこを埋めよ

数種の細菌が一定の均衡を維持しながら寄生的に繁殖しており、これを正常細菌叢(そう)という。

これらの菌がなんらかの原因で他の菌と置換されたり、常時は少数の菌が異常に増えたりすることがあり、こうした正常細菌叢の変化を(  A  )とよんでいる。

(1)宿主交代現象      (2)菌交代現象       



」」」」」」」」」」」」
   答え
」」」」」」」」」」」」

(2)菌交代現象 


【参考 その】

原因の大部分は、一定の抗菌スペクトルをもつ抗生物質などの化学療法剤の使用であり、その薬剤に感受性のある菌が消失ないしは減少し、不感受性の菌(耐性菌)は残存、ときには増殖するといった現象がみられる。

これは不可避的なものであり、副腎(ふくじん)皮質ホルモン剤の使用や重病の場合など、人体の抵抗力が低下してもおこりうる。



posted by ホーライ at 10:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 超基礎薬理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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