次の文章のかっこをうめよ
抗毒素療法とは破傷風やジフテリアなど外毒素を産生する細菌性疾患および毒ヘビ咬傷(こうしょう)の治療法で、それぞれの毒素を動物に注射して得られる抗毒素(タンパク毒素を中和する抗体)を含む血清を用いるところから( A )ともよばれてきた。
(1)ワクチン療法 (2)血清療法
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答え
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(2)血清療法
【解説】
抗毒素療法は1890年、ベーリングと北里柴三郎が破傷風の治療に成功したのが最初である。
これは、破傷風の毒素をホルマリンで無毒化し、ワクチンとしてウマに注射し免疫を与えたのち、生(なま)の毒素を注射して免疫を高めたウマから採血し、その抗毒素血清(抗毒素製剤)を用いたものである。
ウマを免疫してつくった抗毒素は、どんなに精製しても異種タンパク質であることに変わりなく、人によってはアナフィラキシー様ショックをおこしたり、血清病などがおこる危険は避けられない。
しかし近年では、免疫された人の血漿からつくった乾燥抗破傷風ヒト免疫グロブリンがあり、これには前述のような副作用がほとんどみられない。抗毒素療法は、
毒素を中和して中毒症状を抑えることにより治療目的を達するもので、前述の疾患には不可欠な療法であるが、化学療法も併用し、病状の重さ、発病後の経過時間、合併症などによっては対症療法も必要となる。
これにより近年は致命率が改善されてきたが、やはり、ジフテリアや破傷風は簡単で有効な予防注射があるので、まず予防を心がけるべきものである。
問題2.次の説明文は何を説明しているか?
伝達麻酔ともいわれるもので、神経幹に局所麻酔薬を注射することによって、その神経の支配領域の麻酔を得る方法である。
この方法は、手術時の麻酔ばかりでなく、ペインクリニックにおける痛みの治療にも広く用いられる。
注射する部位は、全身の末梢(まっしょう)神経幹、神経叢(そう)、および神経節など、安全に針が届くところならどこでもよいとされている。
(1)神経ブロック (2)冬眠療法
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答え
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(1)神経ブロック
【補助解説】
冬眠療法とは低体温法とも呼ばれる。
人体を冷却し体温を下げることにより,組織の代謝・酸素消費を低下させること。
手術に際し血液循環を遮断しなければならない心臓外科や脳外科でおもに用いられる。