2014年05月18日

代表的な急性相反応物質。炎症性疾患や体内組織の崩壊がある場合に血中で増加

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■4)臨床検査項目の問題
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問題1.次の説明に該当するのは?

代表的な急性相反応物質。炎症性疾患や体内組織の崩壊がある場合に血中で増加し、炎症マーカーとして用いられる。

(1)ChE      (2)C反応性蛋白(CRP)







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   答え
」」」」」」」」」」」」

(2)C反応性蛋白(CRP)


【参考】

(1)ChE = コリンエステラーゼ

コリンエステルをコリンと有機酸に加水分解する酵素。

主に肝疾患により低下し、有機リン剤による中毒でも低値をとる。







問題2.次の説明に該当するのは?

骨格筋や心筋の崩壊を反映して上昇する酵素。

急性心筋梗塞や多発性筋炎で上昇。


(1)CK     (2)CA15-3







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   答え
」」」」」」」」」」」」


(1)CK = CPK, クレアチンキナーゼ


【参考】

(2)CA15-3 = 乳癌の再発・転移のモニタリングに有用な血中腫瘍マーカー。





問題3.次の説明に該当するのは?


主に卵巣癌に有効な血中腫瘍マーカー。

子宮内膜症と子宮筋腫の鑑別にも用いられる。

(1)CA125    (2)Cr







」」」」」」」」」」」」
   答え
」」」」」」」」」」」」

(1)CA125

【参考】

(2)Cr = クロム

欠乏により脂質や蛋白代謝系に障害を生じる微量必須金属。








問題4.次の説明に該当するのは?

肝でグルクロン酸抱合を受けたビリルビン。

総ビリルビンとともに、肝疾患の診断、黄疸の鑑別などに重要な検査。


(1)DHT    (2)D-BIL





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   答え
」」」」」」」」」」」」

(2)D-BIL = 直接ビリルビン


【参考】

(1)DHT= 5α-ジハイドロテストステロン 

最も活性の強い男性ホルモンであるテストステロンの代謝産物。

テストステロンとの同時測定で5α-reductase欠損症を診断。





問題5.次の説明に該当するのは?

骨基質の代謝産物。

骨量減少をきたす代謝性疾患や癌の骨転移で尿中濃度が上昇。



(1)EPO   (2)Dpyr









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   答え
」」」」」」」」」」」」

(2)Dpyr = デオキシピリジノリン


【参考】

(1)EPO = エリスロポエチン

腎臓から分泌される造血ホルモン。

腎性貧血の診断や、多血症の鑑別のために測定される。



「抗毒素療法」について

問題1.「抗毒素療法」について

次の文章のかっこをうめよ

抗毒素療法とは破傷風やジフテリアなど外毒素を産生する細菌性疾患および毒ヘビ咬傷(こうしょう)の治療法で、それぞれの毒素を動物に注射して得られる抗毒素(タンパク毒素を中和する抗体)を含む血清を用いるところから(  A  )ともよばれてきた。


(1)ワクチン療法 (2)血清療法






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   答え
」」」」」」」」」」」」

(2)血清療法


【解説】

抗毒素療法は1890年、ベーリングと北里柴三郎が破傷風の治療に成功したのが最初である。

これは、破傷風の毒素をホルマリンで無毒化し、ワクチンとしてウマに注射し免疫を与えたのち、生(なま)の毒素を注射して免疫を高めたウマから採血し、その抗毒素血清(抗毒素製剤)を用いたものである。

ウマを免疫してつくった抗毒素は、どんなに精製しても異種タンパク質であることに変わりなく、人によってはアナフィラキシー様ショックをおこしたり、血清病などがおこる危険は避けられない。



しかし近年では、免疫された人の血漿からつくった乾燥抗破傷風ヒト免疫グロブリンがあり、これには前述のような副作用がほとんどみられない。抗毒素療法は、

毒素を中和して中毒症状を抑えることにより治療目的を達するもので、前述の疾患には不可欠な療法であるが、化学療法も併用し、病状の重さ、発病後の経過時間、合併症などによっては対症療法も必要となる。

これにより近年は致命率が改善されてきたが、やはり、ジフテリアや破傷風は簡単で有効な予防注射があるので、まず予防を心がけるべきものである。







問題2.次の説明文は何を説明しているか?

伝達麻酔ともいわれるもので、神経幹に局所麻酔薬を注射することによって、その神経の支配領域の麻酔を得る方法である。

この方法は、手術時の麻酔ばかりでなく、ペインクリニックにおける痛みの治療にも広く用いられる。

注射する部位は、全身の末梢(まっしょう)神経幹、神経叢(そう)、および神経節など、安全に針が届くところならどこでもよいとされている。


(1)神経ブロック      (2)冬眠療法       



」」」」」」」」」」」」
   答え
」」」」」」」」」」」」

(1)神経ブロック


【補助解説】

冬眠療法とは低体温法とも呼ばれる。

人体を冷却し体温を下げることにより,組織の代謝・酸素消費を低下させること。

手術に際し血液循環を遮断しなければならない心臓外科や脳外科でおもに用いられる。


posted by ホーライ at 21:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 免疫療法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「癌抑制遺伝子」について

問題1.「癌抑制遺伝子」について

次の文章のかっこは何?

(  A  )にあり、癌化を促進する癌遺伝子の働きを抑えることによって癌化を抑える遺伝子。

発癌には数個から10個もの癌遺伝子がかかわっているが、1個あるいは複数の癌抑制遺伝子が欠けると、急速に発癌したり、癌が悪化したりするとされる。

(1)発がん性物質

(2)細胞内






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   答え
」」」」」」」」」」」」

(2)細胞内





問題2.次の文章のかっこを埋めよ

クォリティ・オブ・ライフ

略称は(  A  )。

「生命の質」「生活の質」などと訳される。

たんに命をながらえるよりも、どのような快適な生活が可能かを重視する考え方。

(1)ALT     (2)QOL



」」」」」」」」」」」」
   答え
」」」」」」」」」」」」

(2)QOL


【参考 その1】

クオリティ・オブ・ライフ(英: quality of life、QOL)とは、一般に、ひとりひとりの人生の内容の質や社会的にみた生活の質のことを指し、つまりある人がどれだけ人間らしい生活や自分らしい生活を送り、人生に幸福を見出しているか、ということを尺度としてとらえる概念である。

QOLの「幸福」とは、身心の健康、良好な人間関係、やりがいのある仕事、快適な住環境、十分な教育、レクリエーション活動、レジャーなど様々な観点から計られる。



【参考 その2】

(1)ALT = 別名:アラニンアミノトランスフェラーゼ








問題3.次の文章のかっこを埋めよ

拒絶反応(きょぜつはんのう) について


拒絶反応(きょぜつはんのう) とは臓器組織の同種移植時に宿主・移植片間に(   A   )がおこり、宿主が産生した抗体によって移植片が拒絶されることで、拒否反応ともいう。

移植免疫は移植細胞中にある主要組織適合抗原によって引き起こされる。

移植片から遊離した細胞が抗原情報を宿主のリンパ球に伝えると、抗原量に応じて免疫能をもつ特殊なリンパ球(キラー細胞)が形成され、移植片に破壊的に作用する。

免疫抑制剤を使わない限り、早晩、移植片は脱落する。

宿主と移植片間の共有抗原が少ないほど拒絶反応は強い。


(1)消化反応        (2)免疫反応




」」」」」」」」」」」」
   答え
」」」」」」」」」」」」

(2)免疫反応

posted by ホーライ at 07:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 疾患 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月11日

『アスピリン喘息』とは?

■■■『アスピリン喘息』とは?■■■

●アスピリン喘息とはどんな病気か

喘息、アスピリン過敏、鼻茸(はなたけ)を3主徴とする病気です。

喘息の患者さんの約40%が副鼻腔炎を合併していて、副鼻腔炎の患者さんの約20%は喘息を合併しています。

喘息を合併している副鼻腔炎患者さんは近年増加傾向にあります。

喘息を合併している副鼻腔炎は合併していない副鼻腔炎に比べて非常に難治性です。

喘息を合併している副鼻腔炎患者さんの約4分の1がアスピリン喘息であるといわれています。

30歳以降に発症することが多く、喘息発作は通年性、重症型でステロイド依存性であることが多いです。


*鼻茸とは

副鼻腔粘膜(ふくびくうねんまく)または鼻腔粘膜から生じる炎症性増殖性の腫瘤で、形は、茎を有する洋梨状、釣り鐘状で、みずみずしく浮腫状のものから、発赤があるもの、線維性のものなど、多種多様です。

また、単房性のもの、多房性のもの、鼻腔内を充満するもの、さらには後鼻孔(こうびこう)方向に発育する後鼻孔鼻茸もあります。

鼻ポリープとも呼ばれています。



●原因は何か

原因はよくわかっていませんが、おそらく患者さんの下気道では、アラキドン酸代謝経路が非ステロイド性消炎鎮痛薬によって過剰に阻害されるためと考えられています。



●症状の現れ方

アスピリン(アセチルサリチル酸)などの非ステロイド性消炎鎮痛薬の投与により、アナフィラキシー様の症状(呼吸困難、血圧低下など)とともに、気管のれん縮が起こり、重い喘息発作から死に至ることもあります。
 
非ステロイド性消炎鎮痛薬は、市販されている薬剤(セデス、ノーシン、バファリンなど)にも含まれているため、これをのんだあと、喘息発作が起きたかどうかが重要です。
 
また、カレーやミントなどの香辛料、食品中の色素、添加物にも過敏性をもちます。

喘息の患者さんで、鼻づまりと嗅覚障害(においが鈍い)の症状があれば、鼻茸の合併が考えられるのでアスピリン喘息を疑います。




●検査と診断

アスピリン喘息の診断では、詳細な問診が最も大切です。

つまり、過去に非ステロイド性消炎鎮痛薬の服用により、明らかに喘息発作が誘発されたことがあるかどうかを確認することです。
 
また近年、アスピリンあるいは他の非ステロイド性消炎鎮痛薬による負荷試験も行われています。

これには、内服法、吸入法、舌下内服法などがありますが、誘発される症状は非常に多様で、1秒率(1秒間に吐き出された空気の量が肺活量に占める割合)の低下、発疹、眼瞼浮腫(がんけんふしゅ)、遅発型喘息、大発作などが生じるため、呼吸器科医の厳重な管理のもとに行われます。

副鼻腔炎、とくに鼻茸の合併は高率です。

鼻茸は通常みずみずしく多房性で、鼻腔に充満しているほど高度です。

上顎洞(じょうがくどう)、篩骨洞(しこつどう)のみならず、全洞に陰影をみる汎(はん)副鼻腔炎を併発していることが少なくありません。

鼻汁(びじゅう)は通常水様性ですが、感染を合併していれば粘膿性(ねんのうせい)になります。
 
嗅覚障害は鼻症状のなかでもいちばんがんこで治りにくい症状です。

嗅覚障害の有無が副鼻腔炎合併の有無、病態の増悪の指標のひとつになります。



●治療の方法

アスピリン喘息に対する治療の中心はステロイド薬になります。

病態が軽症な患者さんは全身的に影響の少ないステロイドスプレーの鼻への噴霧、ステロイド液の点鼻などの局所投与で鼻症状のコントロールがつく場合もありますが、病態が重症な患者さんはステロイド薬の全身投与が必要になる場合もあります。

また、鼻の治療とともに喘息のコントロールが非常に重要です。

内科の先生への通院・治療が必要になります。
 
外科的手術としては、内視鏡下に鼻・副鼻腔手術を行い、鼻茸を始めとする病的粘膜の除去、鼻腔・副鼻腔の換気ルートを確保することが大切になります。

ただし手術をして病気が根本的に治るわけではないので、手術後も引き続き根気よく治療を続けることが大切です。

アスピリン喘息の患者さんはさまざまな薬物に対して過敏症があるため、手術に際しては慎重な対応が必要です。



●アスピリン喘息に気づいたらどうする

喘息があり、種々の薬剤や食品、添加物に過敏性がある場合、鼻づまりや嗅覚障害といった鼻の症状がある場合はアスピリン喘息が疑われます。

さらに中耳炎を合併することもあるので、内科の担当医に相談しましょう。

耳鼻咽喉科医の診察も必要になります。

以上



posted by ホーライ at 08:56| Comment(0) | TrackBack(0) | アレルギー関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

肝障害の原因としてウイルス性のほかに何があるか?

問題1.次の問いに答えよ

肝障害の原因としてウイルス性のほかに何があるか?

最低、2つ答えよ。








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   正解
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肝障害の原因

・ウイルス性
・自己免疫性
・薬剤性
・アルコール性








問題2.次の文章は正しいか?

A型急性肝炎やB型急性肝炎では安静を保ち、合併症に注意する以外に薬物療法を行うことはあまりない。

これに対してC型急性肝炎では慢性化防止のため治療する必要がある。

(A)正しい  (B)間違い








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   正解
=================

(A)正しい







問題3.次の文章は正しいか?

B型慢性肝炎の治療に用いられるインターフェロンα及びインターフェロンβは「抗ウイルス薬」の効果を期待されている。

(A)正しい  (B)間違い









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   正解
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(A)正しい 





問題4.次の文章は正しいか?

インターフェロンの重篤な副作用としてはうつ病、自殺企図などがある。

(A)正しい  (B)間違い







=================
   正解
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(A)正しい 


posted by ホーライ at 03:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 超基礎薬理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月10日

抗毒素療法とは?

問題1.「抗毒素療法」について

次の文章のかっこをうめよ

抗毒素療法とは破傷風やジフテリアなど外毒素を産生する細菌性疾患および毒ヘビ咬傷(こうしょう)の治療法で、それぞれの毒素を動物に注射して得られる抗毒素(タンパク毒素を中和する抗体)を含む血清を用いるところから(  A  )ともよばれてきた。


(1)ワクチン療法 (2)血清療法






」」」」」」」」」」」」
   答え
」」」」」」」」」」」」

(2)血清療法


【解説】

抗毒素療法は1890年、ベーリングと北里柴三郎が破傷風の治療に成功したのが最初である。

これは、破傷風の毒素をホルマリンで無毒化し、ワクチンとしてウマに注射し免疫を与えたのち、生(なま)の毒素を注射して免疫を高めたウマから採血し、その抗毒素血清(抗毒素製剤)を用いたものである。

ウマを免疫してつくった抗毒素は、どんなに精製しても異種タンパク質であることに変わりなく、人によってはアナフィラキシー様ショックをおこしたり、血清病などがおこる危険は避けられない。

しかし近年では、免疫された人の血漿からつくった乾燥抗破傷風ヒト免疫グロブリンがあり、これには前述のような副作用がほとんどみられない。


抗毒素療法は、毒素を中和して中毒症状を抑えることにより治療目的を達するもので、前述の疾患には不可欠な療法であるが、化学療法も併用し、病状の重さ、発病後の経過時間、合併症などによっては対症療法も必要となる。

これにより近年は致命率が改善されてきたが、やはり、ジフテリアや破傷風は簡単で有効な予防注射があるので、まず予防を心がけるべきものである。







問題2.次の説明文は何を説明しているか?

伝達麻酔ともいわれるもので、神経幹に局所麻酔薬を注射することによって、その神経の支配領域の麻酔を得る方法である。

この方法は、手術時の麻酔ばかりでなく、ペインクリニックにおける痛みの治療にも広く用いられる。

注射する部位は、全身の末梢神経幹、神経叢(そう)、および神経節など、安全に針が届くところならどこでもよいとされている。


(1)神経ブロック      (2)冬眠療法       



」」」」」」」」」」」」
   答え
」」」」」」」」」」」」

(1)神経ブロック


【補助解説】

冬眠療法とは低体温法とも呼ばれる。

人体を冷却し体温を下げることにより,組織の代謝・酸素消費を低下させること。

手術に際し血液循環を遮断しなければならない心臓外科や脳外科でおもに用いられる。



posted by ホーライ at 11:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 超基礎薬理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月08日

「禁忌(きんき)」って何?

問題1.「禁忌(きんき)」について

次の文章は正しいか?

医学および薬学でいう禁忌とは、適応させてはいけないという意味であり、反適応とか禁忌症ともよばれる。


(1)正しい (2)間違い






」」」」」」」」」」」」
   答え
」」」」」」」」」」」」

(1)正しい 

【解説】

医薬品の適応上、症状を悪化させるとか、重篤な副作用が現れる場合に用いられる。

たとえば、アトロピンなどの副交感神経遮断作用を利用した鎮けい剤は、緑内障や前立腺(せん)肥大による排尿障害のある患者には禁忌であり、アスピリンはアスピリン・サリチル酸製剤過敏症の既往歴をもつ者、消化性潰瘍(かいよう)やアスピリン喘息(ぜんそく)の患者には禁忌といった例がある。





問題2.次の文章のかっこを埋めよ

数種の細菌が一定の均衡を維持しながら寄生的に繁殖しており、これを正常細菌叢(そう)という。

これらの菌がなんらかの原因で他の菌と置換されたり、常時は少数の菌が異常に増えたりすることがあり、こうした正常細菌叢の変化を(  A  )とよんでいる。

(1)宿主交代現象      (2)菌交代現象       



」」」」」」」」」」」」
   答え
」」」」」」」」」」」」

(2)菌交代現象 


【参考 その】

原因の大部分は、一定の抗菌スペクトルをもつ抗生物質などの化学療法剤の使用であり、その薬剤に感受性のある菌が消失ないしは減少し、不感受性の菌(耐性菌)は残存、ときには増殖するといった現象がみられる。

これは不可避的なものであり、副腎(ふくじん)皮質ホルモン剤の使用や重病の場合など、人体の抵抗力が低下してもおこりうる。



posted by ホーライ at 10:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 超基礎薬理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月05日

「癌抑制遺伝子」について

問題1.「癌抑制遺伝子」について

次の文章のかっこは何?

(  A  )にあり、癌化を促進する癌遺伝子の働きを抑えることによって癌化を抑える遺伝子。

発癌には数個から10個もの癌遺伝子がかかわっているが、1個あるいは複数の癌抑制遺伝子が欠けると、急速に発癌したり、癌が悪化したりするとされる。


(1)発がん性物質

(2)細胞内















」」」」」」」」」」」」
   答え
」」」」」」」」」」」」

(2)細胞内





問題2.次の文章のかっこを埋めよ

クォリティ・オブ・ライフ

略称は(  A  )。

「生命の質」「生活の質」などと訳される。

たんに命をながらえるよりも、どのような快適な生活が可能かを重視する考え方。

(1)ALT     (2)QOL















」」」」」」」」」」」」
   答え
」」」」」」」」」」」」

(2)QOL


【参考 その1】

クオリティ・オブ・ライフ(英: quality of life、QOL)とは、一般に、ひとりひとりの人生の内容の質や社会的にみた生活の質のことを指し、つまりある人がどれだけ人間らしい生活や自分らしい生活を送り、人生に幸福を見出しているか、ということを尺度としてとらえる概念である。


QOLの「幸福」とは、身心の健康、良好な人間関係、やりがいのある仕事、快適な住環境、十分な教育、レクリエーション活動、レジャーなど様々な観点から計られる。



【参考 その2】

(1)ALT = 別名:アラニンアミノトランスフェラーゼ








問題3.次の文章のかっこを埋めよ

拒絶反応(きょぜつはんのう) について


拒絶反応(きょぜつはんのう) とは臓器組織の同種移植時に宿主・移植片間に(   A   )がおこり、宿主が産生した抗体によって移植片が拒絶されることで、拒否反応ともいう。


移植免疫は移植細胞中にある主要組織適合抗原によって引き起こされる。


移植片から遊離した細胞が抗原情報を宿主のリンパ球に伝えると、抗原量に応じて免疫能をもつ特殊なリンパ球(キラー細胞)が形成され、移植片に破壊的に作用する。

免疫抑制剤を使わない限り、早晩、移植片は脱落する。

宿主と移植片間の共有抗原が少ないほど拒絶反応は強い。


(1)消化反応        (2)免疫反応





」」」」」」」」」」」」
   答え
」」」」」」」」」」」」

(2)免疫反応

posted by ホーライ at 02:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 治療方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月04日

「EBM」とは?

問題1.次の文章は正しいか?

「EBM」とはエビデンス・ベースト・メディシン(evidence based medicine)の略称で、「根拠(証拠)に基づく医療」と訳される。

(1)正しい  (2)間違い








」」」」」」」」」」」」
   答え
」」」」」」」」」」」」

(1)正しい 



問題2.次の文章のかっこを埋めよ

(  A  )とは、抗生物質が効かないMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)による感染症。感染症予防・医療法(感染症法)で5類感染症に指定されている。

日本では1980年代後半からその院内感染が深刻な問題になっている。

(1)HIV感染症  (2)MRSA感染症






」」」」」」」」」」」」
   答え
」」」」」」」」」」」」

(2)MRSA感染症




問題3.次の文章のかっこを埋めよ

(  A  )とは、抗毒素など高度に免疫された免疫血清を注射して感染症の治療を行う方法をいう。

ワクチン療法を代表とする能動的免疫療法に対して、(  A  )は代表的な受動的免疫療法である。

(1)血清療法   (2)不活化ワクチン療法










」」」」」」」」」」」」
   答え
」」」」」」」」」」」」

(1)血清療法  


posted by ホーライ at 21:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 治療方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月02日

過換気ではPaCO2が低下し、(     )になる。

Q.2次の文章のかっこに入るものは?

過換気ではPaCO2が低下し、(     )になる。

1.呼吸性アシドース   2.呼吸性アルカローシス















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★★★★★ Answers ★★★★★
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A.2.呼吸性アルカローシス




posted by ホーライ at 04:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 生理学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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